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塗料にも色々ある

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最も一般的な塗料について

塗料は合成樹脂と添加剤、顔料、水や溶剤といった成分から出来ており、主成分は合成樹脂になります。
その合成樹脂にはグレードというものがあり、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類になります。
価格的にはアクリルが一番お手頃ですが、これは主にDIYなどで使われるものでホームセンターでも手に入れやすいものです。素人でも扱えるものですが、耐久性という面においてはあまり優れてはいない為、プロの職人が使うことはまずありません。
耐久性に一番優れているのはフッ素ですが、価格はこの4種類の中で一番高くなります。
耐久性と価格共にバランスが取れているのはウレタンかシリコンで、特にシリコンは一番よく使われている素材で、一番使い勝手が良いと言われています。

1つの塗料缶か2つの塗料缶か

塗料の成分の一つである添加剤には様々なものがありますが、主な成分としてはつや消しと硬化剤が挙げられます。
その硬化剤が元々塗料に混ぜてあるものもあれば、混ぜられてなく分けられているものがあるのです。
それが、1液型と2液型と呼ばれるものです。
1液型には元々硬化剤が含まれている為誰にでも扱いやすいものですが、耐久性はあまり高くなく、塗装できる箇所も制限があるので、全ての外壁塗装に向いているというわけではないと言えます。ただ価格は低めで、余った場合も翌日に使えるので経済的です。
2液型はその逆で、硬化剤と主剤(シリコンやウレタンなど)が分かれている為その配分に手間がかかりますが耐久性は高く様々な場所に塗装が可能です。
ただその反面価格は高めで、配合した分量はその日のうちに使い切らなければならないので、熟練された職人の腕が必要とされます。